一枚の面影写真
一枚の面影写真
『あ、おかあ(義母)さん!』
こころで叫んで、なにも気づかなかったように、免許証を妻に返した・・
あれから4回目の3月11日。
今回の朝は特に冷え込んだ。
毎朝、ハッピーの散歩で通る小公園の花壇は、
名も知らぬ白い花が地面から顔を出してきたにもかかわらず、
真冬でも珍しいぐらいに霜柱が立っていた。
まるで、「フクシマ」の警告に気づこうとしない日本人への、
自然界からの寒気による目覚ましメッセージのように、私には感じる。
いち早く気づき、7代先の子供たちのために、国のエネルギー政策を転換、
すなわち「生き方」を変えたドイツのメルケル首相がちょうど来日されている。
ドイツの人々も日本人を心配してくれている。
彼らには、日本国全体が、悪魔の霊獣に取りつかれているように見えるに違いない。
フランスの公安も日本を「カルトが支配している」と評価している。
原発の汚染水をドーバー海峡に垂れ流しているフランス人には言われたくもないが...。
今回の震災では、1698人の震災孤児・遺児が生まれた。
彼らこそ、放射能汚染のない安全な自然環境の下で、すくすくと成長し、
結婚して家族を持ち、7代先まで家系を繋いでほしい・・・
昨日、3月11日の午前中は、運転免許証の更新に夫婦で武南警察署に行く約束をしていた。
私の誕生日が3月22日、妻が翌23日。
しかも5年毎の更新ペースも見事に一致してしまった。
生涯一緒に更新するので、どちらがぼけてきても忘れることはないだろう。
更新後、学期末試験を終えた長女をピックアップして、
久しぶりにファミレスで3人一緒のランチとなった。
席に着くと、やおら妻が免許証を取り出して、
「5年かあ。早いねえ。老けたな~」
「どれどれ」とまず、妻の新しい免許証を受け取る。
そして、旧免許証をケースごと受け取る。
そんなに変わってないように見えるが、
ケースカバー越しでよく見えないので、ケースから取り出してみると、
その裏に小さな古い顔写真があった...
「あ!妻のお母さんだ!」
この写真を、一度だけ見たことがある。
妻が嫁いできて、愛媛の我が家で初めて免許を取ったときに、
やはり免許カバーに入れていたのを偶然見つけたときだ。
56年前のお母さんの葬式で使われた遺影写真でもある。
その額は、今はわが実家に私の父母の遺影写真とともに飾られている。
あれから35年がたつ。ずっと妻と一緒だったんだ・・・
妻のお母さんは、妻を産んだ四日後に産褥熱で死んでしまった。
そして祖母が13番目の子供として、瀬戸宇和海海中公園の段々畑と石垣の集落で有名な中泊で育てた。
妻との結婚が決まった時、四国南端の群青の宇和海が見渡せるお母さんのお墓の前で、
「あなたの遺してくれた大事な人を幸せにします」と心に誓った。
今から思えば、口養生が悪く、計6回の切迫流産をさせてしまった。
それ故、長男が無事産まれた時には、
「よかった。お母さんの二の舞いならなかった」と胸をなでおろしたものである。
そして二人で本当の栄養等で口養生しつつ、15年の間に4人の子宝に恵まれた。
34歳になった時には、「お母さんを超えた!」と密かによろこんでいた。
そしてつくづく思う。
女性は偉大だ。母の愛を知らなくとも、素晴らしい母になれる...
ケースの写真のお母さんの年齢は30歳ぐらいと思う。
やがて56歳になる妻にとっては、長男と同じ年の娘さんである。
でも、それでも母であり、心の支えであるに違いない。
母と娘。
親と子。
目に見える関係を超えた、魂のつながりがそこにはある。
そして、この世で様々な人間模様を織りなしながら、それでも確実に命を紡いでいく。
震災孤児たちもきっと幸せな家庭を持つに違いない。
その物理的な環境条件だけは、今のわれわれがしっかりと残さなければならない。
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◆池田整治
公式HP: http://ikedaseiji.info/
◆東藝術倶楽部顧問
◆美し国 副代表 http://umashikuni.co.jp/index.html
◆『離間工作の罠』(ビジネス社)
◆『沈むな!浮上せよ!この底なしの闇の国NIPPONで覚悟を磨いて生きなさい!』(ヒカルランド)
◆『日月神示「悪のご用」とマインドコントロール』(ヒカルランド)
◆『目覚めし「ヤマト魂」たちよ、地球「最後の戦い」が待ってるぞ!』 (ヒカルランド)
◆『[親米派・親中派]の嘘』 (ワニブックス)
◆『ヤマトごころ、復活!』 (新日本文芸協会)
◆『今、「国を守る」ということ 日米安保条約のマインドコントロールから脱却せよ』 (PHP)
◆『ついに来たプラズマ・アセンションの時』 (ヒカルランド)
◆『脱・洗脳支配』 (徳間書店)
◆『マインドコントロールX 国防の真実』 (ビジネス社)
◆超マインドコントロール2 日本人だけが知らない! 日本と日本人の凄さ!
◆『超マインドコントロール』 (マガジンハウス刊・アマゾン総合第2位を記録)
◆『原発と陰謀』 (講談社)
◆『マインドコントロール』 (ビジネス社)
◆『マインドコントロール2 ~今そこにある情報汚染~』 (ビジネス社)
◆『転生会議』 (ビジネス社)
◆『心の旅路』(新風舎)(新日本文芸社:改訂版)
◆『なかったことには出来ない話』(新日本文芸協会)
◆写真集『今を生きて~ガイアからのメッセージ』(新日本文芸協会)
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