2011年 5/1 講演版「福島原発ではいま?」…日本のターニングポイント(二)
太陽系の現状
ここで、何故2000年以降、
急に大地震等天変地異が起こってきたのか原因を述べたい。
本当のことがわかれば、対処も見えてくる。
今この時も地球は、赤道表面で秒速463mの高速で右回転している。
そして、1年で太陽を1周している。
宇宙はフラクタル構造と言われているが、
太陽系も太陽を中心に地球を含む惑星を率いて、
秒速約200kmの猛スピードで銀河を2~3億年かけて周回している。
宇宙はかって信じられていたような真空ではなく、
水素やヘリウムなどのイオン分離したプラズマで満ちていることがわかってきたが、
太陽系の進む方向に、密度の濃いプラズマ帯があり、
今まさに太陽系そのものが突入し始めているのである。
1万2千年前にも同じような状況となり、
この時にムー大陸が沈んだとも言われている。
この高いプラズマエネルギーで、太陽も活性化し、
様々ないわゆる天変地異が地球上に起こるわけである。
その結果、太平洋プレートの動きも活性化してきたわけである。
一般に霊的世界で「アセンション」と言われる事象の物理的実相は、
この太陽系がこのプラズマ帯に突入することなのである。
東日本のプレート境界で空前規模の地震エネルギーが解放された後、
必然的に目を向けざるを得ないのは、
これも膨大な地震エネルギーを溜め続けてきた、
西日本地域の太平洋沿岸に延びるプレート境界地震である。
宮城県沖、茨城県沖と、震源が南下しながら連動発生した巨大地震の次に来るもの、
それはやはり、「首都圏直下」、「房総半島南沖」、
「東海・東南海・南海トラフ」を震源とした巨大地震しか考えられない。
この一連の巨大地震の結果、太平洋プレートの「今回」の一連の動きが止まり、
またしばらくは「安定期」に入ると思われる。
これがその上に存在する列島の宿命なのだ。
例えば、18世紀初頭に起こった宝永地震は、
東海・東南海・南海プレートが一気に刎ねたもので、今回と同じパターンであった。
その時、大津波で鎌倉長谷寺の大仏様の頭が落ちて、
49日後に富士山の宝永山が噴火、江戸でも火山灰が積もった。
ちなみにこの時の、津波は末端の最大高50m、
時速1000kmとも言われている。
今大事なことは、この地震・津波等に備えることである。
また東京は、かっての海岸線が江戸城付近だったことを考えると、
それから南部の低地帯は、埋め立て地域であり、
激しい液状化現象あるいは水没も考えられる。
今・ここで関東大震災或いは東海・東南海・南海巨大地震が起こったら・・・?
ここがポイント!…「3」の防災原則
戦争は、「上から」の命令・行動だが、
災害の場合は、「自分・下から」の活動がポイントである。
そして、「3の原則」を頭に入れておくことだ。
・30秒…最大の揺れは30秒。この間自分で確実に生き残る:自己責任
特に寝ているときは、動けない。そのために、タンスの前を避ける。
そのタンスは耐震金具でしっかり止める。一軒家なら2階で寝る等。
・3分…この間に家族を助ける。ガス栓を止める:家族責任
*海岸の場合、50m以上の高台、ビル等津波からの避難所に、
普段からどこに逃げるか家族で話し合う。
・3日…お隣同志で助け合う:隣組責任
普段から隣のおばあちゃんの寝てる場所をお互知っておくほどの
つきあいのできる人情豊かな隣組。三日間のサバイバル飲料水。
*3日生き残れば、必ず自衛隊が来る!
・3週間…避難場所での自活:地方自治体・国家の責任
昼間等家族別行動の場合の「家族集合点」を決めておく。
*掃除、ボランティア活動等で、生きがいを見いだす。
・3カ月…人生の再出発:避難所を出て、新たな人生に向かう
地震列島で共生、ヤマトごころを育んできた日本民族
沈みゆくムー文明から縄文・アスカに受け継がれ、
大和王朝で初めて記録上歴史に名を残し、
江戸の市民社会で華をひらかせた日本民族は、
世界唯一自然との共生の文化を築いてきた。
そして地震や津波を含むあらゆる自然現象をも、
自然との一体感の中で捉えて来た。
西欧市民の民主化に最大限の影響を与えた江戸時代の浮世絵では、
大きな地震の後にはナマズの絵が描かれている。
しかもやがてナマズ大明神というように、世直しの神様にさえなっている。
海の神、山の神、里の神などの中で、
地震や津波さえも万(よろず)の神々として人と一体化してきたのである。
特に地震は、その時の悪い社会基盤を揺すって見直す役割とも考えられてきた。
文字どおり社会基盤から立て直して、さらに技術も進化させ、
よりよい社会構築へのターニングポイントとしてきたのである。
また、侘び・寂びに代表される高い日本人の精神性は、
いにしえから世界の人々の称賛のまとであった。
例えば、江戸の大火の後、まだ灰が暖かいうちに大工が家を建て始め、
住民みんなが協力して町を短期間に再興する情景に接し、
宣教師等外国人が、「悲惨な中で、明るさを失わず、
あい助け合う忍耐強い素晴らしい国民性」と驚きの報告を本国に送っている。
また人情豊かなこの江戸社会を「この世のパラダイス」とさえ書き残している。
ちなみに、西欧民主化は、この江戸の自由な市民社会がモデルとなり、
ヤパン・インプレッション=日本主義として今でも欧米では語られている。
ただ、明治維新以降、福沢諭吉という明治政府の御用学者が
「印象派」と「意」訳したわけである。
明治政府の正当性のためには、
江戸の文化を否定するしか立つ瀬がなかったからである。
日本の真南3000kmの数百の諸島からなるパラオ共和国は、
今でも国民の8割が日本の名前をつけるように、戦前の国造りに今も感謝している。
今回の地震でも、一時コンビニなどから退避したお客が、
地震後壊れたレジの前で列を作るということなど、
世界の他の国々では全くありえない。
近年、反日的教育をしていた中国や韓国でさえも、
被災地での日本人の道徳心の高さに絶賛の言葉を贈っている。
要するに、地震列島に住む日本人は、地震を含むあらゆる天災を乗り越え、
自然と共生してたくましく成長してきた民族なのである。
そしてその民族性と四季折々自然美溢れる国土の日本を、
世界の国々の人々は自然と共生する「和をもって尊しの国」として敬い、
憧れを抱いてきたのである。
史実を見ても、古くは秦の始皇帝時代には、
除福が日本へ不老長寿の秘薬を求めてきて、
やがて数千人単位で日本に移住してきた国柄である。
今回も地震と津波という天災だけなら
①人命救助/遺体収容②生活ラインの確保/支援③復旧の三段階で必ず復興する。
たとえ災害の規模により長短はあっても、この3段階で必ず復興してきた。
それが民族の歴史でもあったのだ。
現に私も運用の責任者として、神戸や有珠山でその復活をこの目で見てきた。
神戸は、空手道の試合で毎年訪れるごとに、
歴史的風情を醸し出したモダン都市として再興した地区さえある。
有珠山では、噴火被害地区に遊歩道を作り、
観光資源として取り込んで再興している。
まさに歴史に学んでたくましく進化・発展している。
福島原発の実相
しかし、原発事故という人災だけは、未来永劫復興できない!!
ここで、福島原発の「真実」を明らかにしたい。
電気自体は、いたって簡単な装置で発生できる。
コイルの周りで永久磁石を回転させるだけである。
この際、自然の力を使ったシンプルなものほど
安価な装置で簡単に発電できるわけである。
需要4.3kwと言われる一般家庭の電力など、
家の横を流れる用水路でも発電できる。
これは自転車の簡単な発電器を見れば理解できるであろう。
ただ、電力事業法で使えないだけである。
原子力発電所の場合は、核燃料を臨界核分裂させ、
その時の高熱で蒸気を発生させ、その力でタービンを回して発電するわけである。
だから極めて複雑怪奇で巨大かつ超高価となる。
その為に別の意味で美味しい「利権」が生まれる。
発電時に使われる核燃料は、
日本の通常のタイプの100万Kw級原子炉一基で一日80kg、
年間で30tである。
広島型原爆が800~900グラムのウラン235の核分裂反応で、
無辜の市民約10万人を一瞬に殺したことを思えば、
どのくらいのエネルギーか想像できるであろう。
原発は非常に複雑な装置なので、通常13ヶ月運転し、
じ後核燃料を抜いて点検・整備しなければならない。
一度運転開始した原発は高濃度の放射能汚染物質となる。
特に原子炉のナットの緩みを締め付ける等の作業は、
15秒ぐらいの至短時間しか入ることができない。
そのため何十人も並んで、まさに順番で「特攻」作業を行う。
彼らは10次ぐらい下の最終的な下請け作業員であるが、
この時の被爆が原因で、数年後に癌で亡くなる場合がある。
原発とは、そういう彼らの犠牲のもとに成り立っているのである。
単純計算でも、13カ月の運転間の原子炉には、
最低30トンの核燃料が入っていることがわかる。
このうち、核分裂するうちに1%がプルトニウム(ウラン239)となる。
プルトニウムとは、地球上、いや宇宙において自然界にない
人間が作り出した史上最悪の猛毒物質でもある。
角砂糖5個分のプルトニウムで地球上すべての人類が殺せるほどである。
1回の運転でこのプルトニウムが、1%・300kg生成しているのである。
ところで原発は、制御棒で緊急停止しても、
原子炉内から燃料棒を抜き出せるまで冷却するのに3~6カ月は必要である。
取り出さない限り、いつでも再臨界の危険がつきまとう。
また取り出した燃料棒を同じ建家の専用プールで3~5年冷却しなければならない。
もし、どの段階でも循環冷却水がなくなれば、
加熱し700度で被膜が解けメルトダウンが始まり、1500度で鋼鉄も解ける。
溶け出したウランが炉やプールの底に溜まり、
15kgほど集まると再臨界・核爆発する。
また高熱の核物質が水に触れた途端に、水蒸気爆発が起こる。
さらに1から6号機共通の保管プールが別棟にある。
そこには、使用済み燃料棒約6000本があり、
10年から50年かけてやっと冷却が完了して船等に積めるようになる。
つまり、福島第一原発には、数百トンの使用済み核燃料が保管されている。
これらの使用済み核燃料は、最終的に青森県の六ヶ所村で保管される。
ところが、プルトニウムの半減期は約2万4千年、
千分の一の放射能になるのに24万年かかる。
放射能物質の中には、ヨウ素129のように半減期が1500万年のものもある。
要するに、2万4千年持つコンクリート、金属はない!
すべて未来の人類の叡智に神頼みして保管しているに過ぎない。
今や六ヶ所村の近傍の海で放射能性ヨウ素の濃度が高くなっているのも
秘かな事実である。
やがて直下型地震などが襲った場合、
日本ばかりか、地球規模の不毛の放射能汚染地帯になることも自明である。
数万年、いや数百年の単位で見れば、日本全国どこでも地震は生起する。
それが列島の宿命なのである。そのような地震列島に、何故54基も原発があるのか。
更にまだ造ろうとしている。
日本人が狂っているのか、何らかの「作用」が働いているとしか思えない。
この点は、是非拙著「マインドコントロール2」を参照されたい。
この際特に問題なのは、築40年の老朽3号機に
プルサーマル計画のMOX燃料が使われていることである。
MOXにはもともと4%プルトニウムが混合されている。
そうすると3号機の原子炉の中には
1200kgのプルトニウムが入っていることになる。
果たして冷却プールにはどのくらいの使用済み燃料が入っているのだろうか?
不思議なことに、
この老朽3号機でなぜかプルサーマル計画が4ヶ月前に受け入れられた。
この「礼金」として東電から福島県に60億円が支払われている。
冒頭に述べたように、このような経緯で3月11日、
「福島第一原子力発電所の冷却装置の電源切れ」から即、
「メルトダウン開始!!」を判断し、
万一核爆発=原子炉爆破で原爆雲が立ち上った場合、
10時間以内に名古屋以西に離脱と、家族に言い聞かせた次第である。
特に3号機の原子炉及び保管容器の爆発・噴煙に注意を払っている。
もっともこれだけの量の核燃料入りの原子炉が6基も並んでいる。
一つでもメルトダウンを起こしたならば、
連鎖反応で人類史上最大最悪の汚染地帯を作り出してしまうであろう。
その範囲は、日本を超え、地球そのものへの未来永劫のダメージとなる。
このような悲劇が起こらないように、
現場では、自衛隊員・消防・警察・東電職員等が、
まさに命を代償の必死の冷却機能回復作業等を行っている。
しかしこの「綱渡り」は、燃料棒を原子炉から安全に取り出すまで継続される。
地震・津波、4度の水蒸気爆発などで、
原子炉や冷却用プールにかなりのダメージを受けている。
ハッキリ言って、原子炉の一部破損や、プールの破損が見受けられる。
原子炉は総延長80kmの管のお化けでもある。
度重なる衝撃等でパイプや、原子炉との接合部もギロチン切断されているだろう。
だから冷却水が減少したのである。
つまり常に原子炉から高汚染の冷却水が流れ出す。
その分上から補給しないとメルトダウンへつながる。
全体から見ると一日500tの高濃度汚染水を垂れ流さなければならない…。
しかも建屋などが破壊された今では、
燃料棒を抜き出すときに使うクレーンも失っている…。
仮に燃料棒を取り出しても、どこのプールで続けて数十年冷却するのだろうか。
さらにむき出しの原子炉を含む建屋全体から永遠に放射能を出し続ける。
一日500tの汚染水は、100日で5万トン、1年で18万2500t…。
このままだと、まさに海岸から汚染列島となる。
要するに、運転を開始した原発は、原子炉も建屋のコンクリート破片も、
冷却に使った水も、作業用衣服もすべてが
放射能汚染物質として処理しなければならない。
しかも数万年単位で。
これが原発特に福島第一原発の現状である。
ちなみに、福島第一原発を襲った津波は
4mで敷地の途中までしか及んでいないことが衛星写真でわかっている。
それを逐次東電(保安委員会=政府)は、
7m更に12mと言い直してきている。
非常電源モーターを地下室に設置していたので、この程度の津波でも水浸しになり、
その結果、大汚染地帯を作る原因となったと思われる。
それを「原発事業保全のために」、千年に一度の津波と、
生き残る「嘘」をつき始めている。
嘘も3回言うと真実になる。
典型的なマインドコントロール手法である。
今、一番大事なことは、
正確な「汚染マップ」を日々刻々整備して公表することである。
そうすれば、どこまで入れるかもキチンとわかる。
そうすれば、はるか離れた農産物の、
自然界に近い放射線量での風評被害もなくなるであろう。
他の原子力発電所は大丈夫なのか??
実は、今、敦賀の「もんじゅ」は空運転をしている。
もんじゅは冷却水に空気に触れるだけで爆発する取り扱いが非常に難しい
ナトリウムを使っている。
他の諸国では既に開発をやめている。
このもんじゅの燃料交換装置の一部である中継装置が
原子炉内に落下して取り出せないでいる。
停止もできず、現在入っている核燃料MOXを燃焼しきるまで待つしかない。
その費用がなんと年間500億円で、50年間これから運転しなければならない。
そのトータル費用が2.5兆円!しかも発電ゼロ。
1994年に一度事故で失敗していたもんじゅを何故また開発しようとしたのか?
それは、日本独自の電気料の設定要領のなせる大いなる「無駄」である。
日本の電気代は、「総括原価方式」で設定される。
つまり、失敗する開発も含めてすべての総経費に
4%上積みした電気料を設定することになっている。
超高価なもんじゅのような実験炉で失敗してお金をかけるほど、
パイが大きくなり、結局電力会社の4%の利益もあがる。
だからもんじゅも続けることができるのだ。
他の原発建設や高圧電線費用も含めるので、
世界一高い電気代となって家計を苦しめることになる。






