池田整治のメルマガ・心のビタミン
読者購読規約
powered by まぐまぐトップページへ
 

2010年 8/7 親子の絆

親 子 の 絆

この春、長男が名古屋に転勤となった。
27年間一緒に暮らしてきて、初めて家を出たわけだ。

 狭いマンションでの家族6人生活にもかかわらず、
次男が生まれるまでの7年間の一人っ子の既得権益として、
ひとり個室が与えられていた。

 かってその長男が中1になるのを機会に高校受験を考えて、
「単身赴任もやむなし」とマンションを購入して官舎を出たわけである。

当時は地下鉄サリン事件の2日後で、
私が警察の上九一色村サティアン強制捜査に同行支援している間に、
妻が一人頑張って荷物をまとめて引っ越してくれた。

あの時、強制捜査協力のため自転車通勤で早朝官舎を出た直後、
地下鉄サリン事件に遭遇した。

つまりサリンが撒かれた丸ノ内線の電車の真上の青梅街道を
同時並行的に自転車で走ったわけである。

じ後、上九一色村での警察へのすべての協力が終って帰宅したが、
その時初めて新居となった今のマンションに帰った。
妻から帰宅経路を電話で聞いてたどり着いたものである。

 時が過ぎ、4人の子宝に恵まれた。

最後の長女真菜が中学生を迎えるころになると、
さすがに女の子をいつまでも男兄弟の部屋に置くわけにはいかなくなった。

そこで真菜の部屋を確保するために、
社会人となっていた長男の部屋が狙い撃ちとなった。

当時真菜の勉強机は、
その長男の部屋の片隅にカーテンで仕切って置き、
寝る時は私の書斎兼用となった四畳半に布団を敷いて、
私と逆平行で寝ていた。

こういう事情で真菜の小学校卒業が近づくにつれて、
長男への妻の風当たりがだんだん強くなり、
長男もネット情報で安いアパートを探すようになっていたのだ。

それ故、この4月の名古屋転勤は、誰にとっても渡りに船であり、
「よかったよかった」となった。

そのかっての長男の部屋を、
真菜の部屋として模様替えが終った頃、
名古屋に単身パックで引っ越した長男から妻に、写メールが届いた…

「部屋片付いたよ。
 頑張って自炊してみます^^。
 
 それから27年間お世話になりましたm(_)m
 
 一人暮らしは大変だけど頑張って名古屋で生きていきます^^

 父さんも母さんも身体に気をつけて元気で
 連休の時とか帰ると思うので、その時はよろしく…!

 補給物資はここへ↓
 名古屋市西区・・・

 それでは、お休みなさい」

転送してくれた、
わずか5メートルも離れていないリビングの妻をかえり見ると、
メールを見つめる妻の目が潤んでいた…


 また三男・悠人は、
この春武南高校のスポーツクラスに野球で入った。

長男は浦和学院でサッカー部、
次男は武南高校で野球部に入ったが、
いずれも進学クラスに受験入学して、それぞれの部活を選んだ。

 武南高校では、入学早々、新入生の二泊三日の勉強合宿がある。
その時に、「父兄からの手紙」が子供にわたされる。

 私は、
「スポーツクラスの部活はプロ野球と同じ。
 周りの人を幸せにするのがプロ。
 武南高校の野球のプロとして周りの人を幸せに」
               と檄を飛ばしていた。

先日、一学期の試験結果などとともに、
その私からの手紙への返事が入っていた…

「父さんへ

 長い自衛官の仕事、お疲れ様。
 父さんは、家の食卓が静かな時、いつも話題を出してくれてありがと。

 父さんの話は、たまに難しくてわからならいこともあるけど、
 聞いて勉強になるし面白いです。

 夜のトレーニングで肩が痛いのに、
 僕のためにシャトルを投げてくれて本当に感謝しています。
 そのおかげでオール草加のレギュラーになれたと思います。

 父さんはどんな時でもおれの味方をしてくれて、いつも心強いです。
 本を書いたり、空手の理事長をやっている父さんは、僕の一番の自慢です。


 母さんへ
 
 母さんには一番迷惑をかけていると思います。
 母さんがいつも家事で疲れているのに、
 『あれやって』、『これやって』など、
 本当に迷惑かけてごめんなさい。

 これからは、自分のことは自分でできる男になります。
 将来、おれが働いたら、いろんなものを買ってあげる。


最後に、父さんと母さんへ
 
 これからも迷惑かけると思います。
 でも父さんと母さんが一番の支えになります。

 だからこれからも、俺の一番のファンでいてください。」

手紙を読み返しながら、今度はこちらがホロリ…となった。


 その後長男は五月の連休ばかりか、
東京出張ということでちょくちょく週末に帰宅するようになった。

かっての部屋は真菜が独占していて入れない。
真菜が寝ていた私の隣の畳一枚分のスペースで
窮屈そうに荷物とともに横たわっている。

頻繁に帰ると「うざい」存在となる。
最近は、「名古屋で早く結婚しろ」と言われるも馬耳東風。

トップの座を失ったボス猿の実態を垣間見る気がする。
願わくば、はやくいい伴侶ができることを切に祈る。


 かたや悠人は、身長160センチそこそこの小兵で、
180センチ近くの同級生と、厳しいサードのポジション争いの渦中だ。

新チーム結成以来、試合に出る機会がない。
同じオール草加ボーイズ出身の沼君は、ほぼ外野のレギュラーの座を確保した。

もうこの右肩ではシャトルは投げてやれない。
先日、「一日千本の素振り」とメールを送った。

勉強では、意外に!?クラスで真ん中よりやや上位を確保している。

 野球でも、レギュラー奪取を信じて、
  これから二年間ファンとして見守りたい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「マインドコントロール」(ビジネス社)
「心の旅路」(新風舎)
メルマガ:心のビタミン(エッセー) http://www.emaga.com/info/heart21.html
新心のビタミン写真 http://cid-7ee92fe6821f38ad.profile.live.com/
最新アルバム http://cid-aba6ea878c935265.skydrive.live.com/albums.aspx
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇





池田整治のメルマガ・心のビタミン
読者購読規約
powered by まぐまぐトップページへ
 

フィード