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2007年 4/18 ニュースに学ぶ

先日、NHKのイラク情勢を伝える映像を見て「唖然」とした。
例のフセインの銅像を「住民が歓喜して倒している」という
当時の映像をそのまま垂れ流しながら、
「あれほど歓喜した広場に、長引くテロ紛争で今では喜ぶ住民の姿がない」と
ニュースキャスターがコメントを読んでいた。

米軍を圧制者からの解放者と世界にアピールした
「民衆によるフセイン銅像倒壊」は、
実はCNN等による「ヤラセ」だったことが判明している。

米軍の戦車などで周囲を完全に遮断・援護し、
報道クルーとやらせ要員計17名で実行した。

やらせ要員の上半身越しに倒壊現場を写すという超アップ映像で
見事に「欺騙」に成功したわけだ。

もっとも「兵は詐術なり」という格言があるように、
犠牲無くして戦争目的を達成するという最上策等のために
古来より欺騙は常套手段である。

特に情報化時代における戦いには
「一枚の写真」と「決定的映像」による情報操作を
いかに作戦に活用するかが
戦勝あるいは作戦目的達成のための一つのポイントになる。

ボスニア紛争における「鉄条網越しの白人捕虜の写真」、
湾岸紛争における「米国大使娘の偽証」などが
そのやらせ成功の好例である。

しかしながらフセイン銅像倒壊に関しては、
あまりに現実と乖離しており、
その嘘がばれたときの悪影響が大きすぎると判断され、
報道の3日後に「ヤラセ」だった事をCNN自らが、
全体を見渡せる引いた広角映像を流しながら全世界に「謝罪」した。
但し、何故か日本では報道されてない。

にもかかわらず今回もNHKがフセイン銅像倒壊を
当時の欺騙されたままの論調で流した真意・原因はどこにあるのだろうか?


 ①日本のメディアの特性として「外電は全て真実」として
  分析なしに報道する。CNNの3日後の謝罪報道は不勉強で知らない。
 
 ②真実を知っても局の「歴史的報道趣向」に沿うように
  事実の一部を取捨選択して報道する。


日本の特性として①で気になるのは、
敗戦後のメディア揺籃期におけるGHQによるすり込み施策である。

敗戦後6年間余り、日本を再起させないための
「ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム(戦争犯罪宣伝計画)」に基づく
「極東軍事裁判史観」等弱体化施策が徹底され、
これに沿う厳しい報道検閲が実施された。

この時以降、外電は米国メジャー通信社の彼らの意図に基づき配信する情報を
そのままニュースとして流すようになり、
幼児期の刷り込み教育の如く現在に至ってもこの姿勢が続いている。

②で気になるのは、敗戦直後は言うに及ばす
実は戦前から米国政府内あるいは日本政府内にも
コミンテルンから工作を受けた親共産主義的人物がおり、
特に敗戦後のGHQ民生部は共産主義者の巣窟であったことである。

ちなみに1995年以降解明されつつあるKGBの機密暗号文書
「VENONA文書」によれば、ルーズベルト政府内には
300名のソ連スパイ(共産主義者)がいたことがわかっている。

例えば日米開戦を決定づけたハル・ノートの作成者ハリー・ホワイトが
実はソ連のスパイであったことが判明している。

敗戦直後、これらGHQ共産主義者と呼応する日本の共産主義者が
マスメディア、教育界の主流に据えられた。

当時の日本共産党の志賀義雄は、
党の武装闘争(暴力革命)路線を批判して
「武装闘争などする必要はない。革命は教育で達成できる。
共産党が教科書を書き、日教組の教師が子供を教育すれば、
三~四十年後には日本を支配する政治家は皆共産党の考えに近づいている」と
述べている。

今、敗戦後60年余り、その縄縛から自由になっているだろうか?
現代の共産主義国家と言えば唇歯の関係の中国と北朝鮮。

流石に北朝鮮に関する報道は事実を伝えるようになったが、
こと中国に関してはかっての「親ソ」報道のように
「親中(反米)」報道になっている。

そもそも北朝鮮と中国が血で結ばれた同盟国という事実さえ流れない。
報道における歴史的戦後体制が未だ続いていないだろうか。

さて、果たして今回の垂れ流し報道は、
如何なるからくりが隠されているのか?

皆さんは如何なる判断をするだろうか。

只、言えることは、ニュース一つとっても
その流される意図、真実等を自ら状況判断しなければならない
と言う事である。

この為に普段からの複眼的歴史観、
地道な基礎情報入手のための読書等が不可欠である。

又、その一つの判断の目安として、
その情報によって「誰の利益になるか」がある。

国際関係ならば、永遠の友好国も永遠の敵対国もない。
只あるのは「永遠の国益」のみである。

流動化がますます激しくなる時代の中で
何が国益かの「軸足」をしっかりと学びたい。





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