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2005年 4/15 佐世保九十九島…世代を超えた旅

3月14、15日佐世保出張を利用して九十九島と棚村の四次元喫茶アンデルセンに行く。
佐世保はかって日本海軍の軍港でもあり、近代日本の発展を支えた街でもある。

実は、私の父は昭和8年に佐世保海兵団に二十歳で入営し、昭和15年戦争の拡大に伴い南方に出征するまでの間の7年間住んだ町で、父の若い頃の心の第2の故郷でもある。

小さいときから父に聞いた佐世保にまつわるエピソードが二つある。

一つは、下宿のおばあさんの話で、ある寒い冬、航海から帰ると「熱いお風呂が沸いてるからすぐ入りなさい」と勧められ急いで飛び込むと冷水だった、というもので、佐世保人であるそのおばあさんの遊び心というか洒落っ化を懐かしがっていた。

もう一つは、父の遺品として我が家に残る手作りの尺八に関する淡い物語である。
尺八は綾錦の帯から作られた綺麗な袋に入っている。

佐世保に住む間父は尺八の教室に通った。器用な父は自分で尺八を作った。
ある時慰問袋を届けてくれた看護婦さんと知り合いになり、その彼女が、いざ出陣となったときに自分の帯で袋を作ってくれた。

それから7年後愛媛に復員し母と養子縁組で我が家に来たが、母の了解のもと手紙を出した。
すると返事に「不幸な結婚生活を送っています・・・」と書いて来たらしい。
そこで、「復員後養子に入り名前も代わり幸せな第2の人生を送っている。
貴女も頑張って欲しい・・」と書いてそのまま・・・という事である。

14日午後、15年前に他界したそういう父の面影を思い出しながら九十九島に行く。

九十九島は、平戸諸島、五島列島を含む西海(さいかい)国立公園の代表的な景勝地であり、観覧船の出ている西海パールリゾートまでは市内から車で10分もかからない。

俵ヶ浦半島の西側に位置して208の島が密集する日本唯一の外洋性多島海であり、半島の東側の日本指折りの良港である佐世保港(湾)と対照的である。

実は、愛媛最南端のリアス式海岸の宇和海海中公園の中で、妻の育った町も西海町でこれは「にしうみ」と読む。人生に偶然がないようにこの同じ地名にも何か必然性があるのかも知れない。

午後3時出航のこの日最後の観光船に何とか間に合って、先ず観覧船の看板から1平方キロ当たり約3.81の島が密集する多島海の島々を撮影する。

九十九島は佐々川の延長線で南北に分けられ、佐世保側の南九十九島80個の島の間を文字通り縫うように観覧船が回ってくれる。

さながら車の運転で言えば連続して続くジグザグの田舎道を観光バスが走るようなものである。海面下には更に複雑な岩が屹立しているだろうに、僅かの島々の隙間を自動車のように巧みに船が回る。
その高い操船能力に驚きながら、「さすが旧海軍の根拠地だけある、その能力が佐世保市民に継承されているに違いない。かって父もこの島々を巡ったのだろうか・・・」と感慨深くなる。

今年は春の訪れが遅くこの日は北風が強い冬の天候。売店のおじさんに撮影のポイントを教わったとき「海上はまだ寒いからポイントに着くまで船内で暖まって」との忠告を聞いていたのだか、九十九島に感動してずっと看板で撮影した。

撮影の1週間後の22日に50歳の大台に乗ったが、普段の不摂生の祟りかこの撮影以来鼻風邪を引き1ヶ月近く引きずってしまった・・・。まさに年寄りの冷や水か!?

多島海を文字通り体感、撮影して陸に上がると、佐世保市内在住の長嶺さんが車で案内に迎えに来てくれていた。人の縁とは不思議なものである。

学生時代、同じ国際関係論専攻の気の合う仲間で下宿を借りた。その中の一人の友人が博多出身で、大学3年の夏休み偶然新幹線内で熊本出身の今の奥さんを紹介する形となった。

長嶺さんは、一つの織りなす布のような人間関係のその縁の延長線上で知人となった。

人は、魂が体験して成長するために本来の高次元世界からこの三次元地球世界に今の肉体を自ら選んで生まれて来ているという。

効率よく成長するため気に入った仲間で一緒に数々の人生を、役割を代わりながら共に巡るという。これをソールメイトと言う。

父と父の関わった佐世保の人達、私と長嶺さんなど佐世保の人達は間違いなく折り重なるソールメイトであろう。

その長嶺さんの好意に甘えて、夕陽に映える九十九島を撮影するため船越展望台、石岳展望台、展海峰を回る。生憎の冬空で茜に映える多島海とはならなかったが、北海道の雪原の美瑛丘陵と同じく、撮影ポイントを今回しっかり把握したので、「満足するまでまたいらっしゃい」という大地からの隠れたメッセージと受け取った。

翌日、次の研修地である鹿児島に行く前に、長嶺さんの車を借りて棚村の異次元喫茶「アンデルセン」に行く。

マスターが様々な奇跡的なショーを見せながら人間の可能性を教えてくれた。マジックだという人もいるらしいが、目の前でいとも簡単に粘土細工のように何回もねじ曲げたスプーンを買って撮影、今回の写真集の最後に載せておいたので自分で判断して欲しい。

人の意識が向上し、波動が高くなると、魂の本来の世界である高次元世界とテレパシーのように意識が繋がる。潜在意識と言ってもいいだろう。


意識が深まれば宇宙意識に繋がる。そうすれば、三次元の制約を超えて様々な「能力」を発揮できる。

本来人間はこの能力をDNAに持って生まれているが、西欧物質至上主義文明の中で誕生後からの両親や学校や社会の様々なマイナス思考でその能力が封印されている。

悟りを開くとはその心の壁を無くする事でもある。そのことをマスターはショーを通じて伝えたいのである。

写真も同じで、対象物と同化・一体化した感情が心の奥からわき上がるときに、感動的な満足した写真が撮れる。

鼻風邪を引いて心の沈んだこれ以降はシャッターさえ押せない。

今回、九十九島を撮影することによって佐世保の街と深く心で繋がった。
写真的には今一だが父の面影を見つつ撮った早春(冬?)の九十九島で我慢して貰いたい。
いつか黄金色に輝く多島海の九十九島を撮影するだろう。その時が楽しみである。

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北海道の四季(写真) http://communities.jp.msn.com/jjt8khvnlvgq2ipf5spd2vq9r4
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