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2002年 7/12 道東…雨中1200km爆走一期一会の旅(その三)

次に「縁切寺」がかかる・・・・

『今日鎌倉に行ってきました二人ではじめて歩いた町へ
今日のあの町は人影少なく思い出に浸るのには十分すぎて
源氏山から北鎌倉へあの日と同じ道のりで
たどりついたのは縁切寺』

実は、大学時代、結婚してもいいと思う人が現れた。
そしてこの詩と同じコースを二人で歩いた。初めてのデートで・・。
でも、卒業したらやがて私は田舎の実家に帰らなければならない。

大学受験前、後を継いでいた兄が家を出た。相談に上京してきた姉と父に
「心配いらない。私が大学さえ出たら帰る」と約束した。

やがて・・・彼女は、同じ職場の7つ上の人と結婚すると紹介してくれ友人から聞いた。

『君は今頃幸せでしょうか一度だけ町で見かけたけれど
紫陽花まではまだ時間があるからこっそりと君の名を呼ばせてください
人の縁とは不思議なものでそんな君から別れの言葉
あれから三年縁切り寺』

3年どころか、もう25年以上になるが、今でも昨日のようだ。
でも、幸せでいて欲しい。

人生、全て「必然、必要、ベスト」のことしか起こらない。
仮に私が地元の高校に行っていれば今の自分はなく、学生時代の彼女と結婚していたら、今の可愛い4人の子供はいない。

過去は単なる心の想い出、未来は未だ来ぬ心の想像、人は「今」しか生きていけない。
「今」に集中して、「今」を楽しく生きたい。

これらの歌を聴きながら、先ず小清水原生花園に到着。オレンジ色のエゾスカシユリが綺麗だ。
その後、斜里岳の麓を通って、エゾカンゾウが満開の野付半島に。知床は秋の紅葉までお預け・・・。あいにくの霧雨で鮮やかな色で撮れないのが残念。
午後7時半、野付半島の車で行ける最東端まで行って、テントを張る。
走行距離約500km。

テントを叩く雨音とカエルの合唱と波の音をテントの中で聞きながら、改めて地図を見ると
根室海峡に尻尾のように突き出た野付半島は、実は国後に一番近い。そして、、夜は誰も
住んでいない。と言うことは??今、ロシアに一番近い日本人???

思わず尾袋沼のキャンプ場に行こうか…と考えるも、20km帰らなければならない。
ガソリンも残り少ない・・・^^;

結局、早く寝て明日夜が明けたらすぐに行動・・ここなら3時には明るくなると9時に
眠りに就く・・・。

と、ブーーーン、、、キキキーー!!と凄い音で目が覚める。
時計を見たらまだ午後11時半・・・・。
目を瞑って、音で様子を判断・・・・。
ガク!暴走族が急停車でクルリと車を180度回す練習をしているのだ・・・。

只、駐車場から離れ、テントも車も繁みで見えない位置に選定しているので、彼等が
私に気がつく事はない。

まあ、あれも彼等の今の人生か・・・と諦める。
1時間ほどしてまた静けさが蘇り・・・・再度眠りに・・・・。

そして、再度目が覚めると・・ん!?6時???^^;
またも、予定と違う・・。いつもの事だが、今日はズレが大きい・・・^^;
この時点で、釧路湿原の撮影は諦める・・・・^^;

結局、7時頃から野付半島の奇景「トドワラ」の撮影を開始。その後、野付街道を南下、
春別、別海橋、根室半島そして根釧街道を霧多布湿原に出る。

この間、丹頂鶴、放牧の馬、鷺、鹿の夫婦等に遭遇。まさに一期一会の出会い・・。
逢えなかったのは熊だけ??^^;

最後に海霧が寄せる厚岸海岸のあやめが原を午後5時頃まで撮影。
その後、一気に釧路、帯広、日勝峠を通り、札幌に午後11時10分到着。

走行距離1200km。撮影フィルム24枚撮り5本。

小清水原生花園のオレンジのユリ、道東の紫のアヤメ、それに様々な動物たちとの出会いが
印象深い1200㌔、雨中の爆走撮影の旅であった。


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