2002年 6/12 【こころのビタミン】平取スズラン紀行
6月8日、日曜日、念願の平取のスズランの撮影に行って来た。
先週日曜日に行こうとして終日の雨で順延したいた。
天気予報では今回も雨であったが、撮影間は天気に恵まれた。
朝7時に出て、午後5時に帰宅、カメラ店の駐車場に止めたところで大雨・・・。
ついているというより、誰かの??願いが天に通じたようだ。
平取は、先回のタンポポの鵡川町の東隣、行政区分では、ここから日高になる。
撮影も含めて全10時間の孤独な?一人旅だが、それだけに自己との対話が楽しめる。
いわば、瞑想だ^^。
平取は日高地区になるだけに、日高山脈から枝分かれした低い山の稜線が平行に走る
小さな寒村だ。山の谷間に町営の牧場があり、スズランよりも平取和牛肉の方が有名かも
しれない。又、トマトやトマトジュースの名産地であり、ビニールハウスを覗いたら
殆どトマトを作っていた。
実は、私の実家も愛媛の最南端、隣は高知県宿毛市で四国山脈の枝別れたした
山間の寒村である。平取の役場の地点からスズラン群生地まで1車線の細い道を
21km走る。まるで、田舎の家から、父が一生懸命植林して作った山に行く道を
走っている感じさえした。但し、平取は山間の平地が続き、我が四国の田舎は
かなり上下する山道だが・・・。
スズランはかっての乱獲で絶滅しかけたのを、町で保護区にして立ち入りも
開花時の10日間ばかりにして再生したもので、今では谷間に約15haもの群生地となった。
この10日間は、入口に出店や、名物の和牛の焼き肉コーナーもできる。
花の盛りは既に終わっていて、一見熊笹の密生地のように見えたが、
低地や木陰では、まだ可憐な自然の白い鈴が楽しめた。葉よりも低い位置、
つまり、地上15センチ以下のカメラ線なら直接可憐な鈴を楽しむ事が出来る。
これは、デジカメの世界だな、とデジカメを主体に地上高20センチの林の中に
カメラを突っ込んで撮影。
2時間ほどで撮影を終了し、来た方向と逆の北回りで帰ることに。
更に途中で、一つの谷の山道に入る。地図を見れば、行き止まりだが、川沿いに日高山脈の本峰まで行けると判断。ちなみに地図では「糠平」と書いてある。
田舎の家から自分の山に行く道と全く同じだ。途中、開墾跡があり廃屋もあった。
完全なジープ道を愛車コロナを4駆動にして、どこまでいけるか・・・^^;
誰しも人生において、小さい頃「どうしてあんな事をしてしまったのだろう・・」と思わずどうしようもなく自責の念に囚われた自分なりの重大事件があると思う。
この山道のドライブは、私の心の痛手を癒す無意識の旅だったなのかも知れない。
それも少々命がけの・・・。何せ、片側は柵もない深い谷。間違って落ちたら当分
「行方不明」になるだろうな・・・と思いつつ行けるところまで進んだ・・。
話は私の小学校時代に遡る。
父が植林した山は、私の田舎の家から10kmほど山道を入ったそれこそ山の民の集落の
近くであった。小学4年の時、その部落に初めて電気が通った。でも、通った途端に全員
我が田舎の家の部落に引越て来た。そこで我々は「ウナギのような奴らだ」と小馬鹿にした。
田舎では、ウナギを捕る時、電気を流して巣から出すので、それでやゆったのだ。
その山の民の中に二つ上の知恵遅れの男の子がいた。小学6年生だったと思う。動作もやや
のろく、多少、虐められていたようだ。でも、私は決して虐めたことはない。やんちゃな私は
弱い子より、逆に年上の子に向かって行くタイプであった。
だが、その日が来た。
遠足の日。岩陰で弁当を食べていたその子に向かって、岩の上から飛び降りながら、
こともあろうに砂を投げつけたのだ!その子にとって、貧しい母が一生懸命作った
年に一度のご馳走にも関わらず・・・。
未だ、何故自分があのような事をしたのか分からない。
だが、「なんて事をしたんだ・・・」という自責の念だけがトラウマとして残った・・・。
それは47歳になった今でも鮮明に思い出す。
そのせいか、私は弱いものいじめが極端に嫌いだ。特に物理的に弱い子供や女性に暴力を
振る事など聞いただけで生理的な嫌悪感を覚える。
あれは、次男が8歳ぐらいで三男が3歳ぐらいの時だ。次男が友だちと子供部屋でファミコンをしながら、それをやりたがっている三男の頭を足蹴りしながら抑えている。
私は思わずそれを見て「可愛い弟に何をしているんだ!!」と、次男をベットに放って、ズボンのベルトの辺りのお尻を力一杯叩いた。
勿論、空手をしているので、握って叩けば大怪我をさせるかもしれない。平手で思いっきり数回叩いた。
次男も青ざめた表情になって、暫くベットに毛布を被って横になっていたが、叩いた私も数日手が痛く、箸を握るとしびれた。
だが、聡い次男は何かを感じたに違いない。その後、幼い弟と妹を本当に可愛がってくれている。
多分、これも、自分の小さい時のトラウマがさせたのかも知れない。
緑濃い山道を進みながらこれらの出来事が潜在意識から人生のパノラマのように出てくる。
そして、これ以上進んだら危ないかなというところで車を止めて外に出た。
四国の田舎の真夏の山のように蝉の声とせせらぎの音が聞こえた。
そしてある本に書かれてる事を思い出した。
人は、心の修養のため様々な体験をするために生まれてきた。全て必要・必然・ベスト。
もうこの地球上で修養の必要のないほど高い人は、人に愛を体験させるため、
自らは肉体上障害児等で生まれる・・・。
田舎で、あの子は私にその事を教えるために、山から出て来て、そしてあの遠足の
出来事を体験させてくれたんだ・・・・。
大事な事は、その体験から学んだ事を、子供にそして出会う人に体現することだ・・。
よし!帰ろう!
こうして、平取の心の旅路から無事!?札幌に帰って来た・・・・。
今回は、平取のスズランに加え、毎日ジョギングしている豊平川の河川敷の
ハマナスと旭山記念公園からの札幌の夜景もアルバムに入れておいた。
いずれもシャッター速度をバルブで撮影した。
明日から、土曜日の東京日本武道館での空手の審判で久し振りに家族のもとへ帰る。
しっかり「信頼貯金」を黒字にしてきたい。多分、次男、三男とのキャッチボールが
主体となるであろう・・^^。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
北海道の四季 http://communities.jp.msn.com/jjt8khvnlvgq2ipf5spd2vq9r4
心のビタミン http://www.emaga.com/info/heart21.html
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇






