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帰郷

【帰  郷】
 韓半島南北和解、北方領土2島先行返還、
日産ゴーン会長逮捕...。

実は、これらは時代の大きな変動期の表に出た
象徴的事象に過ぎません。

別々の事象のようで、全ては繋がっています。
遅きに失した感はありますが、世界は変わります。

あとは流れに任せ、個々まず、
当面の嵐襲来にサバイバルする時代かも知れません。

いかなる「時代のうねり」なのか、
「ゴーン逮捕の深層」など、
できる範囲で直接勉強会等でお話しします。

ぜひお越しください。
その勉強会もあと6回で終わります。

 実は、来年6月には、
ふるさと・愛南町の実家に帰ります。

15歳で家を出て、50年振りの帰還となります。

人は、それぞれたった「一人の母」と
「生まれ故郷」を持ちます。

人生の最期にその故郷とどんなかかわりを持つか。
私は、亡き父母との「約束」を果たします。

今回は、その思いを綴ります。

兎(うさぎ)追いし かの山 
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて 
忘れがたき 故郷(ふるさと)

 農家の次男であった私は、
中学卒業後自衛隊生徒の道を選びました。

ところが、私の防大受験目前に、
跡を継いでいた兄が農業を嫌った嫁とともに家を出て、
急きょ跡取りになりました。

わざわざ姉とともに横須賀に来た父に、
「女は嫁いで幸せになるもの。
家は俺が継ぐから心配いらない」
と約束していたのです。

 自衛官生活をするうちに、
やがて父母がこの世を去りました。

空き家になった実家でしたが、
幸いに三男が大学を辞めて住み込み、
微生物自然農で農家を継いでくれました。

しかし、一人ではあまりにも手不足です。

 自衛官退官時に帰郷するという道もありましたが、
「このままでは日本人はDNAを壊され三代で滅びる」
との危機感のもと自称「真実の語り部」として
活動することにしました。

けっして称賛されることもなく、
陰口や悪意の仕打ちもありましたが、
「口養生」の大切さに気付き、一人でも多く、
「滅びの道」から「永久の道」へと
生き方を変えてくれる人が出ればいい、との思いで。

西宮でのその活動にそろそろ終止符を打って、
父母との約束を果たします。

そして、口養生・サバイバルに、
今度は農民として、安全で滋養の高い米等で、
三男と少しでも貢献できればと思います。

 如何(いか)に在(い)ます 父母(ちちはは) 
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても 
思い出(い)ずる 故郷

 かって、池田家の基礎を作った父母の
「約束」をエッセイに書いていました。

改めて紹介します。
 +++++++++++++++++
いのちをつなぐ約束
   ・・このエッセーを今は亡き父母に捧げる
 
84歳の高齢で末期癌に侵されながらも
気丈夫だった母が最後のトイレに一人で行った後、
「後は頼んだよ」とついに子供部屋の
仮の自分のベットに横たわった。

 そして
「父(14年前に他界)が綺麗な所から
おいでおいでと迎えにきている」
と伝え、学校から帰宅した4人の孫達に
「大学最後まで頑張って...」
「好きな高校で野球頑張って...」と最後の遺言。
 
その夜、苦しそうな母の呼吸の間隔が
段々と長くなる。

「明日の朝には姉夫婦が来るけど待つ?」
と聞くと目を開け顔を横に振る。

そこで母の上体を抱きかかえ、
子供達に手をしっかり握らせ

「お母さん84年間ご苦労様。
後は子供達がしっかりやるから
お父さんの所にいってらっしゃい」

と声をかけると、
目を開け抜けるように父の下に旅立った。

 母は、子供に恵まれなかった我が家に
隣家から6歳で養女としてやってきた。

隣にいるだけに里心が出ないように
実母が他人として厳しく接し、
辛い思いをして忍耐強く育った。

 父は同じ村に
7人兄弟の末っ子として生まれた。

旧家ではあるが生業の製材所が斜陽で
しかも子沢山。

父は家計を助けるため山仕事、農作業などの
奉公に小さいときから出た。

体格もよく働き者の父は
仕事師として評判だったという。

 当時の愛媛の最南端の
一本松という寒村の娯楽は相撲。

父も青年に達する頃には
八重鶴という四股名でならした。

最大のイベントは5人ずつの勝ち抜き戦
で行われる土佐対伊予の対抗戦。

かっては、命を賭けた稲の争奪戦が原型
と言われるだけに、双方応援にも力が入る。

 昭和8年、二十歳になり家庭事情で
海軍入団を決めた最期の相撲大会に
父は伊予の大将として出場。

土佐方は最強選手を先鋒に持ってきて
あれよあれよいう間に伊予の4人を破る。

「伊予の鬼、八重鶴を出せ~」
と相手方応援団が野次る中満を期して
土俵に上がった父は逆に一気に4人を倒し、
いよいよ大将決戦。

いやが上でも土俵は盛り上がる。
父は得意のやぐら投げで倒そうとするが
流石に疲れていて相手に体を浴びせられ
ほぼ同体で土俵際に倒れる。

内心「負けた」と思ったらしい。

しかしどちらの陣営も
「勝った!」「勝った!」と大騒ぎ・・。
 
その時、名村長の田中氏が土俵に上がり
「この若者は明日海軍に行く。国のために
命を捧げる若者に花を添えてくれないか」。

「おお!!いいぞ~~!」
「八重鶴の勝ちだ~!」
「国のために頑張ってこ~い!!」。

勝ち名乗りを受けながら
父は人の世の情けに涙した。

そしてこの父を土俵の下で
14歳になった母が
淡い乙女心でじっと見つめていた。

同じ波は引き合うと言うが、
二人はいつしか知り合い生涯の伴侶
として考えるようになる。

そして昭和15年、戦争前最後の帰省時、
戦地から帰ったら婿養子になることで婚約。

南方に出征する父に母は
綾錦の帯で尺八の袋を作って
お守り代わりに渡した。

父が趣味で手作りの尺八を
嗜むことを知っていたからだ。
 
二人にとって綾錦の袋が
「必ず帰ってくる」
「いつまでも帰りを待つ」
という約束の証であった。

 それから7年間、
戦争は二人を逢わせてくれなかった。

特にシンガポールで英国軍の捕虜となった
最後の2年間は一切音沙汰無し。

「もう帰ってこないから他に養子貰え」
という周囲の勧めに母は
「たとえ帰らなくとも他の人とは結婚しない」。

 現地では、解放軍の将校待遇での勧誘に
多くの将兵が応じる中で、
父が傍らの綾錦の袋を見つめながら
「我々が帰れば日本は再生できる」
と部下を説諭。

 結局父の乗組員は
全員無事帰国することができた。 
 
 今、その綾錦の袋は父と母が二人で築き、
母亡き後は空き家となっている田舎の
我が家のリビングで一人?孫の帰りを待っている。

もし、二人が7年間約束を守っていなければ、
今の私はおらず、母の最後を看取った4人の孫も
この世に生を受けていない。

 いのちをつないだ父と母の固い約束に
ただただ感謝するのみ。

(追記)・・13年5月から三男悠人が、
その実家で農業はじめました。
     命をつなぐ約束は、続いています・・
      ++++++++++++++++++

 この春、長女が大学を卒業し、社会人となりました。
これで4人の子育ても無事終えました。

といっても、15歳上の長男が
中学入学と同時に単身赴任。

4人の子育ては妻に任せきり。

つまり、長女が生まれる前から
ほとんど一緒に過ごしていません。

そういう意味では、
娘と3人で暮らした西宮の3年間の生活は、
貴重なものとなりました。

大事な幼少時代に、父親としての
役目を果たすことはできませんでしたが、
娘が母になり、孫を持つ時には、
私の「口養生」の話を理解してくれると思います。

その時は雲の空から風になって報せます。
 
志(こころざし)を はたして 
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷 
水は清き 故郷

 退官後、4人の子供を養育中にもかかわらず、
再就職せず、真実の語り部として8年がたちました。

日本人のDNAを破壊する体内の化学物質や放射能、
電磁波、遺伝子組み換えや食品等は
減って来たでしょうか。

未来の子供たちに緑あふれる自然環境を
残す方向に進んでいるでしょうか。

今だけ自分だけお金だけのエゴ的意識から、
「すべてはひとつ」の認識のもと、
ガイア(全地球人)意識は育って来たでしょうか。

 確かに、未だ日本では不十分です。

でも、若者が都会を出て、
自然の中で有機栽培農業するなど、
未来の燭光が灯ってきました。

我が家でも、左脳勉強的には、落第生の3男が、
微生物農法で安全なお米を作っています。

 これからは、行動の時代。
私も微力ながら農民に加わります。

もちろん、一人でも多く、
いえ、日本人全員が永久の道へ進むことを
あきらめてはいません。

 父母との約束を果たしつつ、
ネバーギブアップ!
これからも「真実の語り部」
精進させて頂きます。

+++++++++++++++++++
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